俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

のぎゃたまあべる

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「のりたまふりかけ」のことを「のぎゃたま」と言っていた三男が、ちゃんと「のりたま」と言えるようになってしまった。

僕は「のぎゃたま」の方が好きなので、

なんとか「のぎゃたま」のまますくすく育って欲しいと思って、

「のぎゃたまあべる?(食べるの意)」と今朝も誘導してみたが、

「のりたまあべる」と答えた。

「のぎゃたま?」ともう一度聞いてみても、

「のりたま」。

「えっ、のぎゃたま?」って、しらばっくれてみたが、

「のりたまっ」って怒られた。

もう知ってるみたい。

 

 

8丁目の奇跡

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ウェブショップを作ったのは、去年のいつのことだろうか。

売れると思って作ってないけど、こんなに売れないとも思ってなかった。

それが年末、「撮らなくても良かったのに写真」という本が一冊売れた。

あまりにも売れなかったので、売れたことにも気づかず、クリスマスプレゼントなので、出来れば早く欲しいというメールが来てやっと気づいた。

気づいた日がクリスマスイブの朝だったのと、

配達先の住所がすごく近かったので、

(うちが5丁目で届け先が8丁目だった。)

自分で持っていく事にした。

 

表札がなかったので、間違えたらあかんと思いチャイムを押したら、相手もまさか自分で配達してくるとは思っていなかったと見えて驚いていた。

本を買ってくれた人は、突然家の中に消えると、「お父さん大丈夫?日記」を持って出てきてくれて、サインを頼まれた。うれしい。

「この人、今日も仕事してないんやろな」

とか思われやしないかと、ヒヤヒヤしながらサインしてたら、「健」の書き順を間違えた。

玄関先で焦ってサインしている僕にその人は、

「この本(お父さん大丈夫?日記)、ここら辺で話題になってますよ」

と言ってくれた。

 

 

 

母の愛

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マラウイの壁の絵はどこのもすごく良かった。


週末、グーマ(義母)が来る。

お昼に弁当を買ってきてくれる。

食べきれないぐらいある。

もちろん食べきれない。

 

弁当を食べて少しすると、

持ってきたケーキを出してくれる。

これも食べきれないぐらいあって、

やっぱり食べきれない。

 

それから2時間。

「そろそろ晩ごはんだわね」と言い、

ごはんを食べに連れて行ってくれる。

そこでも食べきれないぐらい注文するから、

どうしても食べきれない。

 

母の愛は食べきれないぐらい大きい。

きこちゃん

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今日、仕事が早く終わったので、都立大学にある友人Iの事務所に寄った。

Iも写真家で、僕が30半ばで出会った頃はギャラリーもしていて、僕もそこで2回写真展をやらせてもらったり、月1で一緒に写真を撮りに行ったり、たまに旅行に行ったりしていた。

お互いそんな仕事がなかったので、よくつるんでいたが、そのIが最近売れっ子になってきた。

 

「最近忙しいんやろ?」

と出してもらったビールを飲みながら聞いても、

「加瀬さんの方が忙しいでしょ?」

と少し持ち上げる。(僕の方が年上なので「さん」付)

「ほんまに暇やで」

と言うと、

「僕も一緒です。」

と、ほんまに仕事なさそうな顔をする。

 

「これ、最近きこちゃんを撮ったやつです。良くないっすか?」

と写真を見せてくれた。

「ええやん」と僕は言ったけど、

仕事ない奴が「水原希子」のことを「きこちゃん」て軽々しく呼べるわけがない。

僕も「きこちゃん」て呼んでみたい。

 

 

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夜、長男がストーブでお尻を温めながら、

明日の50問漢字テストの勉強をしていた。

今の僕が「新しい漢字を50個覚えろ」と言われたら、ショックで死んでしまうかも知らん。

 

「パパ、駅って字は、昔は馬が電車の代わりだったから馬ってかくの?」

とお尻のあったまった長男が聞いてきた。

「そうやろな、知らんけど」

と言ったら、

「馬の右のってRみたいだね。馬Rって覚えよう。そうか、だからJRっていうのかな。」

と長男が言ったので驚いた。