梅雨の晴れ間。
急いで海に行った。
近所の友達も誘って行って、
夕方まで泳いだ。
家に帰ったら嫁さんが
「口臭いよ」
と言ってきた。
「それは口か?内臓の方か?」
と聞くと、
「わからんけど臭い、友達に今日は臭くてごめんねって連絡しておくね」
って本気で言い出したので、
「やめてくれ、向こうも困るから」
と暴走する嫁さんを止めた。
明日、モンダミンを買ってきてくれる。
廊下にうんこが落ちていた。
結構大きかったので、遠目にはお肉かなと思った。
ももブロック?
じゃない。
ぬいぐるみ?
でもない。
やっぱり、うんこだ。
家の廊下におっきいうんこ。
驚きはもっとおっきい。
子どもには恥ずかしいことじゃないから、
学校を出る前にうんこしてきなさいと言っといた。
梅雨は続く。
今日の晩御飯のサラダに、スーパーで売ってる様な普通のシーザードレッシングがかかってた。
子ども達が「うっめー」と興奮している。
「なに、このドレッシング。オレが今まで食べた中で一番うまい」
と長男は言っている。
「全然ピヨトロよりうまい」
と言っている。
東京に打ち合わせに行った。
写真のついでに動画も撮ってもらいたいとの事。
コロナ禍で習得した動画スキルが役に立つ時がきた。
しかし、相手から動画の編集分のギャラについては何も言わないぞ。
このままではうやむやになって、ギャラも前回と同じになってしまう。
「お金の事は後で喧嘩しなや、先に喧嘩しいや」
と言うのが、商売人だった母の教えでもある。
ここは東京、火事と喧嘩は江戸の華。
「あの〜、動画の編集を僕の方でするんだったら、結構時間がかかるんで、追加料金の方を〜2万円でどうですかね〜?」
と啖呵を切る。
計算はこうだ。
動画の編集に1日はかかる。
下手したら2日かかる。
で、一日1万円。
相手は「全然大丈夫ですよ」的な反応だった。
3万円にしとったらよかった。
そんなに親しくない雑誌社の編集の人から、
同じ出版社内の違う雑誌に異動があったという内容のメールが来た。
いつもの僕なら、当たり障りのないメールを返すところだが、ここはひとつ攻めてみようかなと思い、
「新しい部署でもまた仕事ください。」
と書いてみたが、少し重いか?と思い、
「また呼んでください!」
で送信。
送ったけど、今度は軽かったか?
そんなに知らないしなあの人。
いや、これぐらいじゃないと
「こいつ、だいぶ困ってんな」
と思われる可能性もある。
いや、思われた方がいいんじゃないか。
「可哀想だな、仕事やろうか」
それはそれで敬遠されるか…
送ってからだいぶと経つけど、
まだ呼んで貰ってない。
長男が塾に行きたいと言い出した。
どないしてん。
コロナ禍で毎日釣りばかりして遊びすぎて、
頭がおかしくなり、急に勉学を欲したとしか思えない。
さんざっぱら放蕩三昧した男が、
これから好きな酒も控え、女は女房一人、商売に精を出す所存でございます。
ってな具合か。
お父ちゃんまいった。
お父ちゃん塾代を稼いでくるさかいな。