嫁さんとけんかした。
拗ねて、仕事部屋に引きこもる。
子どもが迷惑そうにしていた。
そのまま寝る。
朝、みんなの前に出て行くタイミングと、
どんな顔して出て行くのかが難しい。
が、意外とさらっと生活に紛れ込めた。
失礼しました。
嫁さんとけんかした。
拗ねて、仕事部屋に引きこもる。
子どもが迷惑そうにしていた。
そのまま寝る。
朝、みんなの前に出て行くタイミングと、
どんな顔して出て行くのかが難しい。
が、意外とさらっと生活に紛れ込めた。
失礼しました。
最近、嫁さんが四男に掛かりっきりなので、
足りなくなった愛情を補填するためか、
三男の僕への執着がすごい。
ご飯も、遊びも、風呂も、寝かしつけも、僕のところに来る。
うれしいが、めんどくさい。
めんどくさいので、
目を白目にして、前歯を出して、手をオーソドックスな幽霊のように前に垂らし、動きをゾンビのようにすると、必死で逃げていって、
「パパ、ふつうのかおにして、ふつうのかおにして」
と言って、遠くからこちらの様子を伺ってくる。
僕は、憑き物が落ちたかの様にふつうの顔に戻し、安心した三男がまた近寄ってきたら、白目で薄気味悪く笑ってやる。
朝から三男と散歩にいく。
公園に行くと公園の写真しか撮れないので、
避けて、近所の川沿いから回って、
駅の方まで行き、
生協でヤクルトの偽物を買い、
昼前に散歩を終えて家に帰る。
嫁さんに、どこいってたの?
と聞かれた三男が、
「みち」
と答えてた。
最近は夕方の5時でも暗いので、
次男のプールのお迎えに近くのバス停まで行く。
そこに迎えに来るもう一人のお父さんがいる。
テレワークかな。
感じがいい。
いつも挨拶はするが、
この間は少し話した。
今回はもう少し話した。
ふたりの距離が狭まっていく。