俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

2020-01-01から1年間の記事一覧

プール

最近は夕方の5時でも暗いので、 次男のプールのお迎えに近くのバス停まで行く。 そこに迎えに来るもう一人のお父さんがいる。 テレワークかな。 感じがいい。 いつも挨拶はするが、 この間は少し話した。 今回はもう少し話した。 ふたりの距離が狭まっていく…

傷だらけの戦士

長男がまだ半袖半パン。 このまま冬を越すつもりか。 風邪引くから、トレーナーを着るように言っても、 「さぶいぼが出るだけだから大丈夫」 と、訳のわからない返事をする。 しかも、Tシャツ2枚と短パン2枚だけをローテーションさせて、他にも沢山あるTシ…

大事なところ

嫁さんが、「さっきいいこと思いついた」と言った。 それで、「こうすれば、けんちゃんも仕事に精が出るだろうなということを思いついた」 と言った。 「でも、どうしたらいいかは忘れた」 と言った。 エロ本みたいに、一番大事なところは見えない。

イタリアン

「お父ちゃん子どもの頃な、土曜日なったら、近くのイタリアンに家族で食べに行くのが楽しみやったわ」 お昼に家で、たらこパスタ食べてる時に言うと、 「イタリアン行ったことない」 とか 「なんの自慢?」 とか 「イカ墨のスパゲティ食べてみたい」 とか家…

あまちゃん

この頃、晩ご飯の後に、 家族で朝ドラの「あまちゃん」を見ている。 NHKのオンデマンドに入って、 1日に3話ずつぐらい見ている。 リアルタイムな時は、 テレビが地デジ化に対応してなかったので、 見てなかったが、 じぇじぇじえじぇってぐらい面白い。 この…

三崎めぐり

空に雲ひとつないぐらい天気が良かったので、 一人でどこか旅に出たくなり、 昼過ぎから電車とバスを乗り継いで、 家から1時間ぐらいの三崎港まで行く。 バスを降りて港を歩く。 三崎には何度か家族で来た事があるので、 知った所が目につくが、 知らない街…

フィロソファー

風呂に入ってたら、 頭を洗ってた長男が突然、 「人間が生まれてくることの意味ってなに?」 て聞いてきた。 「オレが生まれてきた意味って?なに?意味ないわ。うわっ。」 とか言って、一人で何かに遭遇している。 ちんこ出して哲学せんといて。 冷えるよ。

バイデン?

全米で大人気の子育てコラム「おとっつぁん、やっぱりバイデンかしら?」が昨日の東京新聞朝刊に掲載されてます。お義母さんのパンツについて書いてます。ヨロピコ!ウェブ版はこちら! https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/birth/37985/

同伴

一昨日は朝の4時。 昨日は朝の6時。 今日は朝の5時。 毎朝、次男にトイレについて行かされる。 1日眠い。

モドキ

祭日に子ども3人と自然観察会に参加して、 近くの鷹取山に登る。 三男がよく歩いた。 虫の先生が面白い。 虫より面白い。 「トノサマバッタ」に似てて小さいバッタが、 「クルマバッタ」という名前で、 その「クルマバッタ」に似てて小さいのが、 「クルマバ…

サルがサルを

朝のうちはダラダラして、 昼から家族で披露山公園にいく。 サルを見る。 うちの子どもが並んでサルを見ていたら、 サルがサルを見ているみたいに見える。 写真を撮ろうとすると長男が、 「新聞に出さないでよ。本もだよ」 と言ってきた。 「農家の子が田植…

飛ぶ教室

10年前ぐらいに、絵本作家の荒井良二さんの写真を撮った「飛ぶ教室」という雑誌の秋号に書かせてもらっています。 臨床心理士の河合隼雄さんにぞっこんだった僕が、お弟子さんでカワンセラー(河川のことならなんでも知っている)の山中康裕さんに会うことが…

帰りたい

朝の散歩に三男が、兄のローラーブレードを片足だけ履いて行くと言って聞かない。 片足だけ履いて歩き出すと、 案の定、アイススケートを初めてする人みたいに、 へっぴりごしで壁を伝って、ひょこひょこ歩いている。 遅い。全然進まない。 お婆さんに抜かれ…

お祝い

4人目になるとお祝いも何を送ればいいかわからないので、何か欲しいものあるって聞かれる。 何って言ったらいいか嫁さんに聞くと、 「お米」と答えた。 さすがに「お米ください」とは言いにくいので、 「食べ物がいいです。」 って言ったら煎餅のセットが来…

真夜中

夜中に目を覚ますと、 嫁さんは、ベットに座って赤ちゃんに授乳していた。 「たいしたもんやな」と 「すいませんね」という気持ちで、 声もかけずに嫁さんの後ろ姿を見ていたら、 不意に片尻をあげて屁をこいた。 「たいしたもんやな」と思った。

発酵食品

口からはヨーグルトのにおい。 おむつからはぬかずけのにおい。

グーマロス

グーマが帰って1週間が経った。 僕は今「グーマロス」。 あの必要以上に世話を焼いてくる、 暑苦しいまでの存在が、 家から無くなってさびしい。 そんな46歳A型牡牛座です。 グーマ滞在中のレガシー「糠漬け」。 跡を継いで、ぬか床の世話をしている。 寂し…

爆笑そして湘爆

「私たちのキャパで子ども4人って笑えるね」 夜、やっと寝かした子どもの寝顔を見ながら嫁さんが言った。 もう笑うしかない。

究極のレシピ

材料 残りもの (味噌汁、煮物、他)適量 カレールー 適量 冷凍うどん 人数分 カレー味だったら、 子どもの食いつきがいい。 残った煮物でも味噌汁でも、 とりあえずカレーにしてしまえば、 子どもは喜んで食べる。 煮物の時は箸が進まなかった ゴボウでも、…

豚の生姜焼き

四男が生まれて2週間。 グーマが来てから2週間。 あまりにもぼくが仕事に行かず家に居ると、 さすがのグーマも心配するといけないし、 四男も出てきたので少し焦る。 ちょっと急いでいるふりして家を出て、 パソコン持って喫茶店に来る。 「ぐうたらとけちと…

スクリーン

三男「サメのしんだ、サメがぶってこわいよ」 グーマ「あっ、はいはい。パイ何とか、パイ…」 三男「サメがぶーってこわいよ」 グーマ「怖かったねぇ、パイ…パイ…何だっけ」 昼下がり、コーヒーを飲んでいると聞こえてくる三男とグーマの映画批評。 昨日見た…

「レベ」と「スカレ」

エレベーターとエスカレーターの どちらがどちらか分からなくなる。 落ち着いて考えると、 箱の方がエレベーターで、 階段の方がエスカレーターだということは、 簡単に分かる。 でも、エスカレーターと言われて、 エレベーターを探したり、 エレベーターと…

Yは早い

「たまには俺のこと書いてや」 と大阪の友人YがLINEしてきたので書きます。 数年前、僕はYの結婚式でスピーチをした。 こんな感じです。 幼稚園の頃、みんなが給食の時間、 テトラパックの牛乳を飲んでいる時から、 なぜか一人だけコーヒー牛乳を飲んでいるY…

すくすく4回目

sukusuku.tokyo-np.co.jp 月一連載って、今月の分を書いたなあと思っても、 すぐに次の月の分が来るってことがわかってきた。

恋の空回り

前から好きで、そのうちに営業に行きたいな、 いやでもまだかな、いや今でしょ と逡巡していた雑誌から連絡があったのが夏の前。 撮影の依頼じゃなくて、エッセイの仕事。 恋愛で言うと、 告白しようと機会を伺っていたら、 向こうからデートに誘われたみた…

ダンス

風が冷たい朝。 洗濯物を干す。 赤ちゃんのおべべはやわらかい。 子どものTシャツはシミが取れない。 嫁さんのパンツは前より大きくなった。 お義母さんのパンツは前より地味になった。 冷たい風が吹きました。 お義母さんの肌色と黒色のパンストが 踊ってい…

初天神

「お父っつあん、あたいもう9つだぜ(本当は7歳)、9年も子ども育ててて、そんな約束が子どもに通用するとでも思ってんの?甘いよ、お父っつあん」 僕が、「毎日公文するって約束でゲーム買ったんやろ」と言うと、次男はこう返してくる。 11月に次男の落語教…

アートメイク

朝、新聞を読んでいると、 食卓を挟んでグーマが化粧を始めた。 真剣な表情で頬を叩く様は、まるで歌舞伎役者。 「眉毛にアートメイクしたから、沿って書けばいいだけだから早いのよ。ぬりえみたいなもの」とグーマ。 アートメイクのおかげで、寝起きでも眉…

パンスト

嫁さんが産院に産後の入院中。 大変でしょうと言われるが、 実は全然大変じゃない。 なぜなら、うちにグーマ(義母)が来てくれている。 ご飯の品数がいつもより多く、 部屋もいつもよりきれい。 洗濯もしてくれるし、 ゴミ出しまでやってくれて、 三男と遊…

四男誕生

産まれた。 朝、産婦人科に嫁さんを送った日の夜、 「来て今!」 と嫁さんからメールがある。 急いで行くと嫁さんは力無くベットに横たわり、 「背中押して」 と痛みで掠れた声で言った。 よし。今回は、摩るんじゃなくて、押すのか。 しかし、低いベットに…