俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

ツナギのアニキ

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昨年の暮れに僕は人生で初めてバイク(50cc)を持った。

買ったと書かなかったのは息子の幼稚園の友達のお母さんにもらったから。

ずっと置きっぱなしになっていて、走らなくなっていたそのバイクを、これまた別の友達のお父さんが修理してくれてうちにやってきた。

以来僕は、修理してくれたお父さんのことを「アニキ」と呼んでいる。

面と向かっては恥ずかしくていえないがメールの時はアニキと書いている。

 

先日、バイクからポトポトと何かが漏れてくるのでアニキに診てもらった。

アニキの家にバイクを持っていくと、アニキはツナギを着て待っていた。

ツナギのアニキはカッコいい。

アニキの本職は船長である。その前はクラシックカーの整備をしていて、その前は米国で建築の勉強をしていて、その前はガス会社で、中学の頃はチーマーだった。

つまり、

「キャプテン メカニック アーキテクト ガスマン ツナギのアニキ 中学チーマー」

文句なしにカッコいい。