俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

水戸黄門

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痔かなと思った。そのあと、多分これが世に言う痔なんだなと思った。人に見せれるもんじゃないので、鏡の前でどうしょうもない姿勢になって覗き込む。「鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番情けない人間はだーれ?」「はい、それはあなた様でございます。」とイケヤの鏡が言った。薬局の市販薬「ボラギノール」とかで中途半端にしない方がいいと思った。なぜなら、「薬局の風邪薬より病院でもらったものの方がよく効く」とよく聞く。善は急げ、肛門科に行った。「なんか痔っぽいんですが」と言った。パンツを脱いで四つん這いになる様にと言われた。見てもらうためにわざわざここに来たのに、見せたくはないとはこれいかにと思った。先生はゴム手袋をして患部を見ると「いつも清潔にしてください」とだけ言った。痔ではなかったみたいなの。