お父さん営業?日記

営業に行けないナイーブな中年のおじさんがブログの力を借りて営業に行こうと日々奮闘する?

パンクロックが好きだ2

f:id:kaseken:20190922082255j:plainそれからも僕とN君は、先輩の家に通った。

ビビリの僕は、なぜか正座でベースを習っていた。その様子は、全然ロックではなく、お師匠さんに三味線を習ってるようだった。

先輩に粗方一通り教わってからは、放課後どちらかの家に集まって練習していた。でも、親には内緒でロックしていたので、エレキなのにアンプに繋がず練習をしていたが、テープに合わせてシャカシャカという音を出しているだけでも、それなりに楽しかった。

もうその頃になると、僕たちは、当初のThe アルフィーコピーバンドをするという計画をすっかり忘れて、しっかりブルーハーツしていた。

いいかげんテープに合わせるのにも飽きたので、交代で歌いながら演奏し始めたが、人前で歌うのが恥ずかしかった(Nしかいないが)。特にラブソングは、お互いにまだ女の子とキスしたこともないチェリーボーイズだったので、自動的に声のボリュームが小さくなった。

そんな感じで始まった僕たちのバンド活動だったけど、パンクロックすればするほど、「どうも自分達には、社会や大人や他の何に対しても、特に言うべき不満も主張もない」という自分たちの平凡さに気づきだした。それはパンクロックにおいて、根本的な致命的欠陥に違いない、とその時は思っていた。こんな僕らが、パンクロックしてていいのかなと後ろめたい気持ちを抱きながら、シャカシャカとギターを鳴らしては、恥ずかしそうに歌っていた。

 

つづく