鎌倉の鶴岡八幡宮に長男と三男と出掛けた。
参拝した帰り際、境内にある池に寄ると、
きっちりした感じの親御さんに連れられた
6歳ぐらいの男の子が鯉に餌をあげていた。
僕ら3人が近ずくとその子はこっちを意識して、
「よーし、がんばってなげるぞ!えいっ」
と下手な子役のセリフのように言うと池に餌を投げた。
鯉よりカモとカモメが凄い勢いで餌を奪っていった。
僕ら3人が鳥の勢いに驚いていると、
さっきの子役の子が、
「よーし、ぼくもっとがんばってなげるぞ!えいっ」
と、こっちをチラチラ見ながら大きな声で言って投げた。
今度も鳥の凄まじい数と勢いに鯉の勝ち目はなく、
僕はだんだん鳥が憎らしくなってきた。
「よーし、またがんばってなげるぞ」
と子役がまた言ったので、
「そんなに頑張らんでええで」
と言ってしまった。
怖くて親の顔が見れなかった。
僕も来年は頑張るぞ!
みなさん良いお年を。