俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

千里万里

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夕方、明かりも点けない薄暗い部屋の中、

嫁さんは、ひとり洗濯物を畳んでいた。

何かボソボソ言っている。

気になって近づいてみると、

「千里の道も一歩から、千里の道も一歩から…」

と言いながら畳んでいた。