俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

恐怖の夜

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夜中、そろそろ寝ようかと電気を消した。

少しすると暗闇の中、

「ごらーわかってんぞー。ひっひっひっひー」

と嫁さんの低い声で響いた。

嫁さんがおかしくなったのかと思って

「どうしたん?」

と聞くと、

「泥棒が入ってくる夢見て、脅かしたろうと思ってん。声出てた?」

と言ってまた寝た。