俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

4才

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「四才のお誕生日おめでとう!」

誕生日の朝を迎えた三男に妻が言うと、

「えー、こんなにちっちゃいのにもう四才なの?」

と三男は言った。

誕生日プレゼントには、欲しがっていた双眼鏡をあげた。

その二日後に誕生日を迎えた僕は、

「えー、こんなしっかりしてないのに、もう四十七才なの?」

と思った。

誰もプレゼントは、くれなかった。