俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

細い道

「そこ左曲がって」と妻。

急いでいたので、

左に行くと、

対向車と行き違えないほど細い田舎道。

しかも、うちのハイエースのワイド。

運転の下手な僕が、

「対向車来るなよ、来るなよ」

と願えば願うほど対向車はきた。

やっとのことで広い道に出て、生き返った心地。

「あかんわあんな細い道。おれの気がちっちゃいせいかもしれんけど」

と言うと妻は、

「人間がちっちゃいんじゃない」と言った。

 

 

 

トミージョン

f:id:kaseken:20240601003750j:image

僕は右手を枕の下に入れて、

右側に向いて寝るのが好きだ。

しかし、ここ2週間ほど、

右肩が痛くてそうして寝れない。

多分、子供とキャッチボールを

しすぎたせいだと思われる。

このままでは、この先ずっと右手を枕の下に入れて眠れない。

きっと、最近寝つきが悪いのはそのせいだ。

トミージョン手術をしに、

アメリカに渡るべきか?

しかし、問題は円高だ。

八方塞がりとはこのこと。

もう寝よう。

僕のチャーハン

 

f:id:kaseken:20240528105300j:image

昨日の夜ご飯、チャーハンを作りました。

めんどくさかったけど頑張りました。

「これ、マヨネーズつけたらうまいよ」

「ほんとだ!うっめー」

と長男と次男が騒いでいました。

頑張って作ったチャーハンは、

マヨネーズの味に勝てるでしょうか?

もちろん勝てません。

あーかわいそうな僕のチャーハン。

マヨネーズだらけになって、

もうチャーハンでもありません。

 

はのはのはなし

f:id:kaseken:20240524093244j:image

久しぶりに実家の父に電話すると、

その日の朝、パンを食べて前歯を折ったらしく、

「噺のできひん噺家や」

と言っていた。

「歯の隙間からスパゲティ食べれるやん」

と励ました。

次の日、三男の歯が抜けた。

先がギザギザの小さい歯。

大人の歯が「これからよろしゅうお願いします」と頭を出して待っていた。

父にはもう出てこない歯。

 

吸えよずるずるパスタ父

横の歯抜いて、

吸えよ平打ちパスタ父

 

 

ポッキーおじいさん

f:id:kaseken:20240516221009j:image

公園にポッキーおじいさんがいた。

ポッキーおじいさんは、

胸ポケットにいれたポッキーを

何本か引き抜いては近くにいる子どもに配るおじいさん。

はじめ驚いた。

ポッキーを抜き取るのも素手だし、

それはちょっとな、と思ったが、

四男は味を占めて、

ポッキーおじいさんの周りを離れない。

「パパ、ポッキー買ってよ!」

と、おじいさんにも聞こえるように言う。

すると、ポッキーおじいいさん寄ってきて、

胸ポケットからまた何本か抜き取って、

恥ずかしそうにする四男に渡す。

僕はそれをずっと見ていた。