俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

卒業


長男の小学校の卒業式。

朝、長男と歩いて学校に行く。

「ねえパパ、小学校で友だちできるかな?」

と言っていた6年前の入学式の朝、

僕と手を繋いで心配そうに下を向いて歩いていた長男は、

171センチ、80キロになり、

中学校で着るユニクロで買ったスーツみたいなのを着て、僕と少し離れて歩いていた。

 

「入学式」と書かれた看板のあった同じ場所にある

「卒業式」と書かれた看板の前で写真を撮った。

「3枚だよ」と撮る枚数を指定した長男は、

3枚撮り終わると直ぐに、

友だちのところに走って行った。

 

 

ガガガフー

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夜、風呂に入ってベットで寝転んでいると、

「ガガガフー、ガガガフー」

と次男が僕の足の親指をマイクの様にして、

もう3分ほど歌っている。

 

初めの「ガガガフー」は語尾が上がり、

後の「ガガガフー」は語尾が下がる。

2つでワンセット。

ノリにノっている。

 

いい加減、いつまで続けるのか聞くと、

「三分の二、意識飛んでた」

と言った。

 

フリーランス

フリーランスのカメラマンの僕にとって大事なのは、

電車から降りたら駅構内のトイレを探すこと。

どっかの道、よその会社、人の家なんかで撮影するので、

できるときにやっておく。

お店に入っても、

カメラバックを置いたままトイレに行くのも怖いし、

歳のせいか近いので、

電車を降りると目がトイレを探す。

さっきしたばかりなのに、

癖でトイレに入ってしまう。

なので、そんなに出ない。

横の人に「全然出てないな」

と思われやしないかと、

出なくても出てるふりをする。

 

 

 

学校


最近、上の三人が幼稚園、小学校に行った後、
四男も「学校いってきまーしゅ」と小さいリュックを背負って玄関に立っている。
その四男の学校とは、近所の金魚屋を覗き、
政治家の看板の端に描かれたしょうむない動物の絵を
鳥獣戯画展にきた年配の男性ぐらいじっくり鑑賞し、
川の鯉を見ては「お水飲んでるね」と言い、
大きい車を全部バスというので、
「あれはトラックだよ」と教えても「バシュだよ」と逆ギレし、
公園で散々遊び、帰り道はおんぶ。
これが四男の学校です。

最近「パパしゅき」とよく言ってくれるので、
僕も一緒に登校します。