2020-09-18 愛のアルペジオ 薄曇りの朝。 子どもたちは学校に行った。 コーヒーを淹れてギターを弾く。 朝から友達に会うという嫁さんは、 テーブルを挟んでいそいそと準備を始める。 ポロン、ポロン。 ちらと見ると、嫁さん腋毛を抜いていた。 一本、また一本。 アルペジオに合わせるように、 一ポロン、また一ポロン。 ここは愛の終着駅? それとも始発駅 もう終わったのかしら まだ始まってもいないのかも 抜いても抜いても生えてくる 愛 愛 愛のアルペジオ