2022-11-28 甕 「すっごいいいの買ってきたよ。」 学校のバザーから帰ってきた次男が興奮して言った。 居酒屋で焼酎が入ってそうな蛇口のある甕。 友だちと取り合いになってジャンケンに勝ち、 やっとのことでうちにやってきた、らしい。 どおりで立派な木の台座に座ってる。 「250円安いでしょ?」 と次男は小さな蛇口をひねって、 満足そうに水を飲んでいた。 2日経過。 すでに次男はその甕の存在をすっかり忘れているが、台所ではかなりの存在感を放っている。