2020-11-20 ぬるい 夕方、喫茶店で翌日締め切りの東京新聞の原稿を書く。 横のカップルが、入ってきてから一言も喋らない。 気になる。 うるさいよりも気になる。 とうとう喋らないまま帰っていった。 まあまあうまいこと書けた。 5時に喫茶店を出る。 外に出ると風がぬるい。 もう夜やなと思う。 自転車漕ぎながら、 「この感じ、なんか思い出すなぁ」 と思ったけど、 「そう、あの夜も確かこんなぬるい風が吹いていた」 とか、思い当たる特別な話もなく、 ただ、そんな気がしただけ。