俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

子ども落語発表会

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次男の落語発表会が今月の初めにあった。

2ヶ月間、毎晩ふたりで稽古した日々も懐かしい。

 

「やりたきゃ、パパがやればいいんだよ」

といって泣かした夜もあった。

いっそ、しれっとやめてしまおうかと思ったこともあった。

ドトールのジャーマンドックとミルクレープで釣って、

稽古に連れていった日もあった。

よその子と比べて

「何ででけへんねん」

と憤ってしまったこともあった。

「おっさんさー、子ども使って夢見てんじゃねぇーよ」

と不良グループの女の子に諭される一幕はなかった。

「こんなおじさんに、どうやって自分で夢を見ろっていうんだよ」

と泣きながら言い訳した事もない。

「おっさんも、なんか大変っぽいな」

と不良グループの女の子に同情されもしなかった。

 

ただ本当に楽しかった。

ありがとう。