なんか頭痛いなと思ってたら、副鼻腔炎になってた。三ヶ月薬を飲み続けなくてはならないらしい。
ショックで、きのうからの僕は大人しいらしく、「静かな人と結婚してたらこんな感じかな」と嫁さんが言った。
中学一年の時、アル中(THE アルフィーの中毒)のN君とバンドを組もうということになった。バンドの名前は「THE ナイフィー」という事で落ち着いていた。お年玉を持って難波の楽器屋に行き、N君はギターで、僕はベースを買った。
買ったはいいが、教則本だけではどう弾いていいかわからず、いつの間にか楽器は押入れの中で眠っていた。
そんなある日、N君の近所に住んでる高校生の先輩が、楽器の弾き方を教えてくれるということで、二人でその先輩の家に行くことになった。
その先輩の部屋の入り口には、「メンズニコルクラブ」の敷物が敷いてあって、部屋の中はタバコの煙でもくもくだった。僕はそれだけで完全にビビったが、驚いたことにセーラー服を着た先輩の工藤静香似の彼女がいて(多分似てなかったけど)、プカプカとタバコを吸っているだけでエロく感じた。
「これがロックなんだろう」と僕は思った。
「お前ら、簡単やからこっから始めたらええんちゃう?」と先輩から渡されたのは、ブルーハーツの楽譜だった。
この状況で、「僕たちThe アルフィーがしたいんです。」って言うのが、的外れな発言やということが分かるぐらいには、僕たちは大人だった。
続く
「でじごん」は、僕の高校のサッカーチームの時の友だちのあだ名。
高校のサッカーチームと書いたのは、僕は通っていた高校のサッカー部がいろんな意味で厳しくて、直ぐにケツを割って地域のサッカーチームに入っていたから。
サッカーチームのあった場所が尼崎ということもあって、シンナーを吸って、原チャでバリバリいわして練習に来る子もいたけど、そんな子に限って、みんなドリブルが上手かった。マラドーナもコカインをやっていたから、薬物はドリブルに何かいい影響があるのかもしれない。(ある訳ない)
放課後の夕方6時から練習が始まるので、終わったらいつも夜の8時ぐらい。
そこから家まで電車で1時間はかかったので、いつもクラブハウスでシャワーを浴びてから帰っていた。
その日も練習後にシャワーを浴びていて、今と変わらず、お風呂に入ると急に尿意を催す僕は、シャワールームに誰もいないことをいいことに、シャワーを浴びながら用を足していた。すると急に更衣室の方から音がしたので、僕は、まだ終わらないおしっこに最大限の圧力をかけラストスパートし、何とか人が入ってくる前にコトを済ませた。後から何も知らずに入ってきたでじごんが、「くっさっっ」と言って、顔をひん曲げるまで10秒とかからなかった。
そんなこともあってか今、でじごんの子どもとうちの子は、同じ幼稚園に通っている。
今年も夏が終わった。
去年の夏に買ったポケットTシャツの4色セットで、
今年の夏を通した。
白は、去年に黄ばんでしまったので、
正確には3色をローテーションで過ごした。
中2日の登板でみんなボロボロになってしまった。
おつかれさまでした。
お昼前、家の中で三男が
「くも、くも」と言っていた。
うちには、たくさんのクモが住んでいるので「そうか」と返事してほって置いたが、
あまりにひつこく言っているので見に行くと、タンスの下に「こおろぎ」がいた。
三男は虫のことを全部「くも」と呼んでいる。
夜、寝る前に水を飲もうとキッチンに行くと、明らかに部屋の中で鳴いている虫の声が部屋中に響きわたっていた。これは昼間のくもだなと思った。