俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

エンゲル係数

f:id:kaseken:20191211221922j:plain

今日の晩御飯は子どもからリクエストにより、

たこ焼きとチャーハンだった。

この2つに限っては僕が作る。

スイミング帰りの長男が玄関先から

「たこ焼きー」と叫びながら走ってきた。

席につくなり、たこ焼きを大急ぎで口に放り込み、

「今日は豪華だね」と嬉しそうに言った。

 

 

バック 伊豆 バック

f:id:kaseken:20191208094125j:image

早朝、大雨の中を利島から新島に船で渡る。

船が港から出た時、あるはずのカメラバッグがない事に気づく。

焦る。本当に焦る。

港に送ってもらった宿の車に忘れてきた事に気づく。

船は進む。新島を目指して。僕のバックを残したまま。

しかし、しかしである。

東海汽船の方のご親切で、

荷物は帰りの便の利島の港でピックアップされ、

一度東京に行き、今朝無事に新島の僕のところに帰ってきた。

 

東海汽船さん、宿の女将さん、メモリーカードを貸してくれたテルさん、メモリーカードを貸してくれようとしてたたつみさん、そして、怒らなかったライターのやぶちゃん、ありがとうございました。

以後、本当に気を付けます。

三重県出身

f:id:kaseken:20191206185750j:image

利島にある2レーンだけあるボーリング場

 

伊豆諸島にある利島に昨日から来てる。

この島は、船だと海がよく荒れるので欠航する事が多いらしく、伊豆大島からヘリコプターで飛んできた。

頼んであった民宿に着くと、女性のライターの人と二人で一部屋しか空いてなかったので、急遽、宿のおばあさんの休憩室で立派な仏壇もある部屋に僕は寝ることになった。

おばあさんは自分の休憩室でもあるせいか、休憩ごとに僕の部屋にやってきては、自分のマイ座椅子に座って色々と話をしてくれた。

 

三重県の人は色が黒くて老けている」

と自分も三重県出身のおばあさんは、なんでかそう主張していて、

「私も最近、色が白くなったのよ」と言っては、袖を捲し上げては、腕やら首やらを見せてくる。僕は「白いですね」と返事した。

「それに老けてて、50歳の時に80歳に間違えられたの。今は80だけど、最近は若く見られる様になったみたい。何歳に見える?」と聞かれたので、

「50」と答えたらと柿くれた。

隔週

f:id:kaseken:20191204173602j:plain


今日は撮影がないので、朝から床に寝そべって、ビックコミックオリジナルを読んでいた。これが最高に気持ちいい。

丁度ページが「釣りバカ日誌」に差し掛かった頃に嫁さんが近ずいてきて、

「その雑誌いくらすんの?」

と聞いてきた。

「400円ぐらい。」

と答えると、

「週刊?」

と聞いてきたので、

「隔週」

と答えると、

「ならいいか」みたいな顔をして去っていった。

 

嫁さんは、毎週2000円のヨガに通っている。

 

本当の君

f:id:kaseken:20191204095238j:plain


今朝、嫁さんが証明写真を撮ってくれと言ってきた。

「でもまだ顔ができてないから」と言って、

どんな効果があるのか、ラクロスで使う硬いボールを顔に這わしている。

「今日は顔がむくんでんの」

と言いながら。

僕がカメラを用意して戻ると、

化粧をしながら、朝ご飯をかきこんでいた。

「顔できた?」

と僕が聞くと、

「もうすぐ出来る」

と嫁さん。

次はトイレに移動し、眉毛をブラシみたいなのでシュッシュしている。

2歳の子どもが足元で泣いている。

僕もだんだんめんどくさくなってきて、

「いつ出来るん?」

と聞くと、

「じゃ、もういいわ」と不貞腐れて白壁の前に立つ。

それでもカメラを向けると口角を上げる嫁さん。

画面で写真を確認すると、露出オーバーで顔が白くとんでいた。

「時間ないから、もうそれでいいわ」

と嫁さんはめんどくさそうに言ったけど、

本当は顔の輪郭が白くとんで喜んでいるのを僕は知っている。