「あんた、ブログで私の内職、勝手に自分の貧乏くさい作風に落とし込まんといてくれる?」
と嫁さん。
「私、あんたと違って、貧乏で売ってないし。嫌やねんけど。」
と。
その日の朝、今年初めて庭のハスの鉢に氷が張る。
「あんた、ブログで私の内職、勝手に自分の貧乏くさい作風に落とし込まんといてくれる?」
と嫁さん。
「私、あんたと違って、貧乏で売ってないし。嫌やねんけど。」
と。
その日の朝、今年初めて庭のハスの鉢に氷が張る。
嫁さんが内職を始めた。
皮のような紙に刻印を押す内職。
今朝、内職用の小さな機械が家に届く。
機械の電気を入れ10分温める。
機械に向かう嫁さんを
家族全員で見守る。
真剣な嫁さん。
工程を説明してくれる嫁さん。
自慢げに完成したものを見せる嫁さんに
みんなで拍手。
嬉しそうな嫁さん。
よかったね。
石川県の小松に撮影に行った。
飛行機でとんぼ返りの滞在時間3時間。
撮影以外で覚えてるのは、
タクシーの運転手さんの名前が、
「坂田武夫さん」
だったことで、
おしいなぁと思ったこと。
上の二人はスイミングに通っている。
三男は
「スイミング」のことを
「スイグンミング」と器用に呼んでいる。
家から10分ぐらいのところに、
スイミングの送迎バスが来るので、
僕が家にいるときは、そこまで歩いて子どもを送っていく。
昨日も送って行って、バス停で待っていると、
スイミングに通っている女の子がやって来た。
その子は僕の首から下げたカメラを見て、
「なんでカメラ持ってんの?」
聞いて来た。
「おっちゃん、カメラマンやねん」
というと、
「えー、OOちゃん(その子の名前)のパパもカメラマンだよ」
らしい。
「そうか、よろしく言っといて」と僕が言うと、
「パパね、東京に事務所があるの」
と聞いてもないのに言ってきた。
僕はその子をじっと観察して、
「なんとなく、この子のパパ儲かってそうな気配がする」
と思った。
長男の学校では、もうすぐ生徒がやる劇があって、
長男はナレーターで出るらしい。
でも、恥ずかしがり屋の長男に
僕も嫁さんも「こないでね」と言われている。
行ったろうと思っている。
今、家の近くの喫茶店にいる。
いつも空いているのに、今日は何でか客で一杯。
僕はモーニング600円を食べながら、店に置いてある雑誌を読んでる。鞄の中には読まなくてはいけない本が3冊、じっと僕が取り出すのを待っている。
実は、ある新聞社から本について書く、書評までいかないエッセイの様な仕事が来た。
嬉しくて引き受けてみたものの、
今朝、改めて「新聞」に怖気付いた僕は嫁さんに、
「いやー、新聞って俺が書いてええんかー?」
て聞いたら、
「あんたにちゃんとした物頼む訳ないやん?いつも通りアホな事書いとけば」
と言われた。
流石は奥様よく分かってらっしゃる。
でも、もし貴方がもう少し優しく言ってくれたならば、僕は海の水を一滴残らず飲み干すことだって出来ただろうに。
嫁さん 三男 次男 僕 長男
の順に寝てる。
子どもに買った二段ベットは、
物置になっている。
狭い。
次男、さっき寝ながら笑う。
目が開いてる、けど寝てる。
眼球がピクピク動いている。
ほっぺたが赤くてかわいい。
右側、長男。
目は閉じてる。
睫毛長い。
僕の枕に頭を乗せてくる。
ほっぺたが赤くてかわいい。
三男、嫁さんにくっついて寝てる。
ここからよく見えない。
「ほっぺた」の事を「ぺっぽ」という。
トイレから戻る、
僕の場所がない。
体を捻り込む、寝る。