俺のイタリア

イタリアに行ったことのない男の日常

図書館

行きつけの喫茶店が改装中なので、

図書館に仕事をしに行く。

係の人に席の取り方を聞くと、

「よくこられますか?」と聞くので、

初めてなことを伝えると、

「これからもよくこられますか?」と聞いてきた。

僕が「今日次第で、よく来るかどうか決まります」と言うと、

機械で今日の分のチケットを取ってくれた。

よく来ると言えば、どうなっていたのか気になりつつ席に向かう。

自分の席を見つけると、

横の席のおじさんの六法全書が置いてあったが、

僕が椅子を引くと退けてくれた。

IPADを出して、仕事を始める。

「シューハー、シューハー…」

ダースベーダーのような息遣い。

六法全書のおじさんで間違いがない。

気になる、が気にしないふりをして仕事を続ける。

ガタガタガタガタガタ…。

六法全書のおじさんの貧乏ゆすりで間違いがない。

しかも、横目でみてみるとなぜか裸足。

そして、時折粉っぽいものを指先でパラパラと僕の方に撒く。

もう帰りたい、が負けたような気がするので

画面に集中しているふりをする。

六法のおじさんがゲップをした。

片ケツを上げ屁をこいた。

僕は文字を打っいるふりをする。

「これも勉強です」と六法が独り言を言って、

ユーチューブを見だした。

それは勉強ではない。

この先、うんこをするか、ちんちん出しても

もう僕は驚かない。

図書館には、あまり来ないと思う。

 

 

 

 

思い出の渚

僕の事務所という名のなぎさ橋コーヒー店が、

改装の為、半年間の休業に入った。

すごく困っている。

文章を書く場所がなくなった。

どうしよう。

 

コロナ禍絶盛の頃。

2人のおばさんが、話に盛り上がっていたところ、その横の席のおじいさんが、「おめえたち、ペラペラペラペラ喋りやがって、飛沫が飛ぶんだよ」と大声で飛沫を飛ばした。

おばさん2人は、

「すいません、おじさん。場所変えますね」

と少し甘い感じで和やかにその場を収めようとしたら、

「俺はおまえのおじさんなんかじゃねえ」

とおじいさんはキレていた。

 

 

 

阪神タイガース

阪神タイガースに入っていた。

試合が始まるのにユニフォームがなくて、

焦ってロッカールームで大騒ぎしていたら、

自分が野球選手なわけがないと気づき、

必死で目を覚まして起きて、

あーよかったと思った。

すごいこと

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「口からうんこの匂いがする」

寝起きに妻から言われる。

「それはくさいということが言いたいから、うんこって言葉をつかってるんやろ?」

と聞くと、

「いや、誰かうんこしたんかなって思ったら、口からやった」

と言われる。

これはすごいことになってきたぞ。