写真を撮る時、こんな風に撮りたいなと思ってても、なんとなく恥ずかしくて、
(何恥ずかしがっとんねん)
何も言えないまま撮影が終わってしまう事がある。
(アホちゃうか)
そんな日の帰りの電車で、「自分はカメラマンに向いてないのとちゃうか?」と悩む。
周りに人がいるのに、
思い出して、「あーー」って声が出てしまう。
家に帰って今日撮った写真を見てたら、
「結構、カメラマン向いてるかも」と思う。
写真を撮る時、こんな風に撮りたいなと思ってても、なんとなく恥ずかしくて、
(何恥ずかしがっとんねん)
何も言えないまま撮影が終わってしまう事がある。
(アホちゃうか)
そんな日の帰りの電車で、「自分はカメラマンに向いてないのとちゃうか?」と悩む。
周りに人がいるのに、
思い出して、「あーー」って声が出てしまう。
家に帰って今日撮った写真を見てたら、
「結構、カメラマン向いてるかも」と思う。
またひとつ、実家のブティックの僕の生まれるずっと前の話をします。
これまたある日の晩、いつものように店の二階で、家族と店員の人たちで寝ていると、店員の女の子が「泥棒やー!」と叫んだ。みんなが驚いている中、おばあちゃんは布団から飛び起きて、泥棒を商店街の端まで「ドロボー!」と大声で叫びながら、裸足で追いかけていった。
泥棒は店に盗みに入ったまではいいが、店員の女の子が寝ているのにムラムラときて、イタズラをしたら大声を出され、そのままおばあちゃんに追いかけられて逃げて行ったらしい。
生前、 おばあちゃんがこの話をする時はいつも、おじいちゃんが全く役に立たなかったという話に最後はなる。
もう少し、去年に店じまいした実家のブティックの話を書いてみます。
おじいちゃんが神戸から、おばあちゃんは奈良から大阪に出てきて結婚し、住之江の商店街に毛糸を売る店を始めた。
当時は物がない時代だったから、よく売れたと聞きます。
それで毛糸屋に子ども服も置きだした。
それも売れたので、次は婦人服も置きだした。
若い日の母は、夜行列車で東京に服を買い付けに行き、朝に戻ってきて服を店に置くと、すぐに売り切れたという話をよく嬉しそうにしてたから、いい時代だったんだろうなと思います。
ある晩、店の二階に家族と店員の人たちで寝ていると、
おばあちゃんが「火事や〜」と叫んだ。
みんな布団から飛び上がるように起き出して、
急いで一階のトイレの柱から出たボヤを消したらしい。
その後の警察の調べで、商店街にもう一軒あった婦人服屋の店主が着け火で捕まった。
生前、 おばあちゃんがこの話をする時はいつも、おじいちゃんが全く役に立たなかったという話に最後はなる。
昨晩の台風で家の前の通りの太い桜の木が倒れた。
前まで隣に住んでたケンさんが、
「この桜、腐ってきてるな」と言って、
いつも桜の根元に出来た変なキノコみたいなのを愛用の鎌の先でけずってたけど、とうとう台風で倒れた。
バッサリ折れた桜の木を見てみると、
ケンさんの言ってた通り、変なキノコが真ん中の方まで侵食していた。
「写真撮られるの苦手なんです。」
と仕事で写真を撮る相手の人によく言われる。
そらそーやろなと思う。
逆に「写真撮られるの得意なんです。」という人には会ったことがない。
写真を撮る時、いつもより自分のテンションがいやに高くなったり、変に丁寧になったり、ちょっといい人になったりする時があるので、ふと我に帰ると恥ずかしい。
無理すると後で疲れるし、なるべく普段通りにしたいなと思うけど、知らん人に会ってすぐ写真撮らなあかんかったりするから、写真撮るのって、結構大変やなと今日も仕事帰りに思った。
ショキショキショキショキ
この音は小豆とぎではないか?
朝の台所から聞こえてくる。
目を合わせてはいけない。
たしか、そうだったはず。
ショキショキショキショキ
ちらと見ると、
裸で米を研いでいる。
今日はパンツも履いていない。
妖怪は言った。
「うち男の子ばっかりやから、免疫つけてんねん。」
そのワクチン副作用キツそう。