お父さん営業?日記

営業に行けないナイーブな中年のおじさんがブログの力を借りて営業に行こうと日々奮闘する?

キル バーン

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20代後半、僕はイギリスに留学していた。最初はイギリスの郊外の方に住んでいて、それから写真の勉強をする為、ロンドンに移り住んだ。ロンドンで初めに住んだアパートは、キルバーンという街にあって、そこには、中東や東南アジア、アフリカからの移民の人が沢山住んでいて、駅前には、「ここはイギリスか?」と疑ってしまうような異国情緒たっぷりのマーケットもあり活気がある町だった。

引っ越してすぐの頃の夜、買い物に近くのスーパーに行こうと歩いていると、建物の少し奥まった所で、おばさん2人が言い争っていた。突然、片方のおばさんが相手をグーで殴った。殴られたおばさんがリアルな悲鳴をあげる。僕が驚いて立ちつくしていると、今度は殴られたおばさんが、スーパーのビニール袋持ったままの手で殴り返した。自転車はなぎ倒され、2人は地面に倒れこみながらも戦いは続いた。それ以降、最初のようなクリーンヒットはなく、オレンジ色の街灯の下、もつれあった2人が抱き合ってるように見えた。通りかかった中東系の人が「やれやれ」みたいなニュアンスで僕に微笑みかけた。僕は外国に来たんだなと思った。